BSAC PAN PACIFIC とは

設立の経緯

 1953年に英国で生まれ、設立より50年を超える歴史を持つ世界で最も伝統と権威あるダイビングクラブ「BSAC: The British Sub-Aqua Club」(本部:英国ロンドン、名誉総裁:チャールズ皇太子)のダイバー教育システムが、1987年に日本に導入され、BSAC JAPANとして活動を開始しました。
 2007年11月14日、BSAC JAPAN設立20周年記念式典において、チャールズ皇太子よりビデオレターにて、これまでのBSACの理念に基づくダイバーの育成及び海洋環境保護活動に対する感謝のお言葉を頂戴すると共に、その活動域を環太平洋エリアと広げるよう、ご指示をいただきました。こうして誕生したのが、「BSAC PAN PACIFIC」です。

 BSAC PAN PACIFICの活動エリア内には、BSAC JAPANを始め、BSAC CHINA、BSAC KOREA、BSAC THAILANDが、それぞれの国で本部を持ち、BSACの理念に基づくダイバー教育及び環境保護活動を行っています。

 2010年6月19日、BSAC PAN PACIFICの主催にて、国立京都国際会館において「BSACサンゴ保全国際会議」を開催し、サンゴ保全に関する『京都国際宣言2010』を採択しました。この国際会議には、BSACインターナショナル、日本、中国、韓国、タイの各国代表をはじめダイビング関係者など約100名が参加。会議では、各国代表による活動報告及びスピーチがあり、宣言文が採択され、各国代表による署名がおこなわれました。

BSACサンゴ保全に関する『京都国際宣言2010』

 私たちBSAC(British Sub-Aqua Club)ダイバ-は、自然の恵みを与えてくれるサンゴ礁を守るためダイビングやシュノ-ケリング、船舶などによる直接的な破損に気をつけます。
 ダイビング等の際には、係留ブイを使用し生きたサンゴにアンカ-を掛けない観光業者を利用します。
また、海を汚染しない製品のみを使用し、全てのゴミや廃棄物を適正に処理します。温室効果ガスの排出を削減し、地球温暖化防止に取り組みます。

私は、サンゴ礁保全のために、下記のことを実践します。

(1)意識向上のための活動
・サンゴ礁保全のための研修、勉強会を行います。
(2)現状を把握する活動
・リ-フチェックや赤土の流入等陸域からの負荷の監視を行います。
(3)保全を行う活動
・オニヒトデの駆除やサンゴ移植を行います。
・その他の関連する活動(ビ-チクリ-ン、マングロ-ブの保全)を行います。
(4)普及啓発活動
・保全活動の広報を行います。
・行政、他団体などと連携しながら行います。

私は、BSACダイバ-の一人として、この「BSACサンゴ礁保全に関する国際宣言」の原則に従って行動することをここに誓います。

平成22年6月19日
日本国・国立京都国際会館
BSACサンゴサミット2010

BSAC INTERNATOINAL
Executive Director
Deric Ellerby

BSAC PAN-PACIFIC
President
Norimasa Hashitani

BSAC JAPAN Chairman
Shunichi Hosokawa

BSAC KOREA
Executive Director
Jongsub Park

BSAC CHINA
Owner
Liang FU

BSAC THAILAND
Dive Centre Director
Kieron Mc Clintock

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